一粒ダイヤ指輪、エタニティリング事例2

0.57ctの大粒ダイヤモンドと

0.19ctのメレダイヤモンドをリングから

外しました。

外して洗浄したところ

とてもグレードの高い綺麗なダイヤモンド

でした。

つい見惚れてしまいました！

ご親族より譲り受けた大事な指輪の地金と

ダイヤモンドを再利用して

新たなデザインに生まれ変わらせるため

地金を溶かす作業です。

形は変わっても思い出はそのまま残ります。

バーナーの炎で溶かした地金を冷まして

金槌でたたきながら密度と強度を高めます。

何度も何度もたたく作業と炎を当てる作業を

繰り返すことによって

地金がが割れにくく強く固まっていきます。

時間と体力をかけてこそ上質な地金になりま

す。

強く硬く出来上がった地金の延べ板を丸めて

指輪の形を作っていきます。

つなぎ目の溶接であるロー付けをして

丸い指輪の形に整いました。

その後、リングを芯金という棒にはめて

均等にたたきながら、

ゴツゴツ微調整してピッタリのサイズに

作ります。

指輪の形とサイズ合わせができて

次はダイヤモンドを留める土台を作る

作業です。

長年の経験と感覚で留める石の数と位置を

頭のなかで描き、小さく穴をあけています。

1.7～1.9ｍｍの13石のダイヤモンドを

留めるための小さい石座と爪の形を仕上げて

います。

数十本のヤスリを使い変えながら

少しずつ緻密に削っていきます。

熟練の職人の腕がとわれる繊細かつ精密な

作業のひとつです。

一粒リングのダイヤモンドを留める作業を

しています。

指輪の腕の部分をヤニ台にしっかりと固定して

ダイヤモンドを傷つけないように気を付けなが

ら留めているところです。

ジュエリー製作作業は繊細な工程が多いため

使っている道具も多種多様で細かいのが

多いです。

石留め作業が終わったジュエリーは

最終の仕上げ段階に入ります。

バッファーとハンドモーターでピカピカに

磨き上げていきます。

完成品に対面して喜ぶお客様の顔を

想像しながら最後まで手抜きや妥協なしで

職人としてのプライドをかけて

頑張っております。

いよいよ素敵な２本の指輪の完成です！

とても存在感のある大粒のシンプルデザイン

リングと１２石もの豪華なエタニティリングに

仕上がりました。